NPO法人 ひょうご労働安全衛生センター

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中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会

中皮腫・アスベスト疾患患者と家族の会
ひょうご支部設立10年

2015/10/20
「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会ひょうご支部」の活勤がスタートしたのは、2005827日です。クボタ・ショックの直後であり、当日は県内の患者さんご家族の皆さんをはじめ遠くは徳島からの参加もあり、40名で設立総会が開催されました。

支部設立から
10年を迎えることを記念して、920日に神戸市勤労会館において集いが開催されました。東京から澤田事務局長、尼崎支部から副会長の平田さん、岡山支部から世話人の山本さんも駆けつけていただき、52名の参加で支部設立10年を振り返りました。


集いは、世話人の中村さんの司会で進められ、Mさんのキーボード演奏でスタートしました。Mさんは、お父様が胸膜中皮腫を発症された時の思いを語りながら、「幸せ運べるように」と「おくりものの歌」が披露されました。

その後、主催者を代表して世話人の上野さんから挨拶が行われ、次にカメラマンの今井明さんから「アスベスト患者と家族を撮り続けて」と題した記念講演が行われました。
患者さんの写真と撮られた一人ひとりとの思いを紹介しながら、「患者さんが苦しく辛いことを知って欲しいし、伝えなければならない」と訴えられました。そして、「石綿健康被害救済法は、患者と家族の出会いにより実現できた。10年を迎え、法の不備や患者と家族の声をどう伝えるのか問われている」と話されました。

その後、ひょうご支部10年のあゆみを伊藤さんが紹介し、続いて中田さんの進行で患者さんの安井和美さん(中皮腫)、沼口幸男さん(肺がん)、作間守人さん(肺がん)から思いが語られました。沼口さんは、「レントゲンで異常陰影を指摘され、即入院し手術を受けた。早期発見が大切」。作間さんは「子どもを二人抱え恐怖感にさいなまれる事もある。それでも1ヵ月でも1年でも頑張っていきたい」。安井さんからは「生きている限り楽しく過ごしていきたい。先日、病院の屋上から見た景色がとても綺麗で幸せを感じた。これからも会員の皆さんと一緒に生きていきたい」と話されました。

最後に、このたび新しく世話人を引き受けていただいた中田さんと山口さんが紹介されました。山口さんは、「私が初めて会に参加した時に古川さんの言葉に励まされたように、患者さんとご家族の皆さんのお役に少しでも立てればと思います。悩みを共有し支え合いながら、被害が無くなるまでカを合わせ頑張りましょう」と呼び掛けました。
 

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