1995年1月17日、想像を絶する甚大な被害を及ぼした阪神・淡路大震災が発生し、数多くの住宅やビルが倒壊しました。震災後は、倒壊した建物の解体・撤去作業が急ピッチで行われ、被災地は凄まじい粉じんに覆われました。
そのため、当センターの調べでは、震災の復旧・復興工事に従事された5名の労働者が、アスベスト特有のガンである悪性胸膜中皮腫を発症したことが確認されています。アスベスト疾患は長期間の潜伏期間後に発症するため、今後さらに被害者の増加が懸念されます。
そこで、当センターでは、大震災を経験した私たちだからこそ発信し続ける教訓があると考え、他団体の協力を得ながら、2010年より「地震・石綿・マスク支援プロジェクト」の取り組みを開始しました。震災時に飛散するアスベストから身を守るために、@アスベスト用マスクの備蓄活動、Aアスベストの危険性と正しいマスクの着用を知らせる啓発活動、B既存建物に存在するアスベスト建材の除去の推進、を訴え活動を展開しています。
阪神淡路大震災から21年を迎え震災の教訓が徐々に風化されつつある中、東南海・南海地震等の震災に備え、改めて私たちの取り組みを多くの皆様に知っていただく必要があると考えます。今回、「2016地震・石綿・マスク支援プロジェクトin神戸」を企画しました。ご支援とご協力をお願いします。
日 時:2016年1月17日(日)9時30分〜12時30分
場 所:神戸三宮 フラワーロード周辺
*マルイ前に設置したテントが目印です。
内 容:@地震・石綿・マスク支援プロジェクトのチラシ配布
Aマスクの正しい装着方法のパフォーマンス
Bマスク装着体験と防じんマスクの配布
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