当センターでは、快適職場づくりをめざし、職場で活用していただけるテーマを設定し、労働安全衛生セミナーを定期的に開催しています。今回は、テーマは「健康診断から職場の問題を考える」です。
毎年、春季は多くの職場で健康診断が実施されます。労働安全衛生法第66条には、事業者は、職場の健康診断の実施、事後措置の履行、健診結果の通知義務などがあることが示されています。さらに、昨年12月1日からは、従業員50人以上の全ての事業場において、医師・保健師等による心理的な負担の程度を把握するための検査「ストレスチェック」を実施することなども業者の義務となりました。
健康診断結果は、労働者個人にとって大変貴重な情報となっています。結果を理解し必要に応じて医療機関の受診や生活改善につなげることが疾病の早期発見や健康保持増進に不可欠です。しかし、多くは、健康診断の結果を有効活用しているとはいえません。ひとつの検査項目や1回だけの検査結果だけで判断せずに、総合的に時間を追って判断することが必要です。結果判定コメントなどに記入されている内容に従って健康管理に努めることも大切となります。今回、改めて健康診断結果を読む際の注意点、結果に基づいた行動をとることの重要性を考えます。
日 時:3月14日(月) 18時30分〜20時30分
場 所:神戸市勤労会館 405号室 定員50名
テーマ:「健康診断から職場の問題を考える」
講 師:小西 達也氏
(ろっこう医療生協東雲診療所所長・NPO法人ひょうご労働安全衛生センター理事長)
資料代:500円
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