5月21日、岡山国際交流センターにおいて、「岡山・アスベスト裁判を支援する会」の結成総会が開催されました。会が発足するきっかけとなったのは、2009年1月23日にクラレの各工場(岡山・倉敷・玉島・西条)において熱絶縁作業に従事した山陽断熱の元従業員・遺族が、工事を発注したクラレと山陽断熱に対し、総額1億4300万円の損害賠償を求める訴えを岡山地裁に行ったことです。
この間、岡山県においてアスベスト被害者の救済や支援を行ってきた団体や個人が話し合いを重ね、クラレ・山陽断熱アスベスト損賠裁判を支援すると共に、今後増えることが予想される岡山におけるアスベスト裁判を支援し、被害者の掘り起こしと労災認定に向けた支援を行うため、「会」を結成する運びとなりました。
結成総会では、会の目的として「じん肺や肺がん・中皮腫などに苦しむ患者と家族、そして遺族が、正当な補償を受けるために活動を行う」ことが確認されました。また、当面の活動として、裁判の傍聴や裁判の勝利に向けた活動を行うと共に、アスベストによる被害者の掘り起こしや労災認定に向けた支援を行うことが確認されました。
会についてのお問合せは、事務局の岡山地区労働組合協議会(岡山市北区春日町5-6 電話086-232-3741)までお願いします。
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