阪神淡路大震災では、数多くの建物が倒壊し、被災地はすさまじいほどの粉じんに覆われました。復旧工事や壊れた建物の解体工事の際にも大量の粉じんが飛散し、被災地の住民、子どもたち、ボランティア、復旧活動に従事した労働者…は、アスベスト粉じんを吸い込んでしまったのです。
その経験を繰り返さないために、私たちは、震災時に飛散する可能性が高いアスベストから身を守るために、@アスベスト用のマスクの備蓄活動、Aアスベストの危険性を知らせる啓発活動、B既存建物に存在するアスベスト建材の除去の推進、を活動課題とする「地震・石綿・マスク支援プロジェクト」を取り組んできました。
今回の東日本大震災の被災地では、これから瓦礫の撤去や壊れた建物の解体工事が本格化します。その際に発生するアスベスト粉じんから身を守るため、被災地にマスクを届ける支援活動に取り組むことにしました。
16年前の阪神淡路大震災の際には、私たちたち被災地で暮らし、働き、活動する人々の為に、全国の多くの皆さんの支援によりマスクが届けられたことを覚えています。今回の地震により、数十年後の被災地にアスベスト被害を発生させないために、私たちはマスクを届ける活動を開始しますので、ご協力をお願いします。
ご寄付先 郵便振替口座 00130−3−290584
加入者名 地震・石綿・マスク支援プロジェクト
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