胆管がん問題に関して、3月4日に開催された厚生労働省専門検討会は、 労災申請を行っていた明石市在住の森 泰幸さんについて、「労災認定とすべきだ」との結論を出しました。 全国の胆管がんによる労災認定者数は、これで29人となります。 森さんは、胆管がん問題が社会問題化した2012年8月に、東大阪労働基準監督署に労災申請を行いました。 申請から1年半後の決定に、森さんもホッとされていますが、現在も抗がん剤治療を続けておられ、不安を抱えたままです。 また、同僚の健康も気遣っておられます。 2012年夏に、大阪のサンヨウシーワーピーの従業員が相次いで胆管がんを発症していることが判明したのを契機に、 全国で労災認定が増えていますが、兵庫県在住者で認定が明らかになるのは初めてです。 また、胆管がんは高齢で発症する事が多く、 これまで60歳以上の労災申請者は13人が不支給となっていますが、森さんは60代で初めての認定者となります。