阪神・淡路大震災におけるアスベスト飛散問題を調査・研究し、今後の震災への対策を検討するため、立命館大学・神戸大学・ひょうご労働安全衛生センターなどで構成する「震災アスベスト研究会」は、2014年春から様々な取り組みを行ってきました。
8月からは、神戸市・芦屋市・西宮市の市民3万人を対象に市民アンケートを開始しました。これまで行政による調査は行われておらず、阪神・淡路大震災から20年を迎えるこの時期だからこそ、復旧期間におけるアスベストの飛散状況や健康影響に関する実態調査を行うことにしたのでした。
3万枚のアンケート用紙をポスティングしたところ、2402枚という大変多くの回答用紙を回収することができ、質問項目である@空気の粉じん・ほこりの印象、Aアスベストの危険性への認識状況、B当時にとった粉じん・アスベストへの自発的な対策、健康リスクへの将来健康不安、C現在の呼吸器関連の健康不調や病気の有無、等々に関して、貴重な意見を集約することができました。
アンケートの回答については、立命館大学・南慎二郎非常勤講師がとりまとめを行いました。
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ご協力いただいた多くの市民の皆さんに感謝申し上げます。
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