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地震・石綿・マスク支援プロジェクト

被災地の子どもたちにアスベスト用マスクを

2012/01/17
◆「地震・石綿・マスク支援プロジェクト」

震災時にアスベスト飛散から身を守るために、①防じんマスクの備蓄活動、②アスベストの危険性を知らせる啓発活動、③既存建物に存在するアスベスト建材の除去の推進、などの活動を取り組む「地震・石綿・マスク支援プロジェクト」を展開しています。
特に、昨年311日の東日本大震災の直後からは、被災地へマスクを届けるための街頭募金活動に取組んでいます。アスベスト粉じんは目に見えないほど微細であり、被災地で救援活動や復旧工事に従事する人々や近隣に住む住民の方々が、粉じんやアスベストを吸いこむと、将来、呼吸器の疾患や中皮腫などのアスベスト関連疾患を発症することがあります。

1.17東日本大震災被災地の子どもたちへアスベスト用(防じん)マスクを届ける募金活動被災地でのガレキ処理は数年以上続くため、粉じんが飛散し続けるおそれがあります。特に子どもたちが成長した数十年後に健康被害を起こさせないためにも、阪神淡路大震災からちょうど17年を迎えた117日の午後、三宮マルイ前にて「子どもたちへ粉じんマスク購入のための募金活動」をアスベスト患者と家族の会の皆様と一緒に行いました。

神戸大学の学生さんたちと兵庫県のマスコット「はばタン」も駆けつけてくれました。はばタンは、子どもたちの人気者で何組もの親子連れに取り囲まれていました。順次、ハンドマイクを握りながら、マスクの必要性を訴えました。また、(株)重松製作所から提供して頂いた防じんマスクを配りながら、マスクの正しい着用方法についてのパフォーマンスを行いました。用意した600枚ものチラシは瞬く間に無くなってしまいました。忙しさに追われて歩く人たちを見て、阪神淡路大震で被災した記憶も薄れつつあるのかと思っていましたが、だまって1,000円札を募金箱に入れてくださる方が何人もおられ、また財布を握りしめて駆け寄って募金して下さる方、ベビーカーに乗った子どもの小さな手からも募金を頂くなど合計32,069円にもなりました。皆様にお礼を申し上げます。

私たちにとって1.17とは特別な日です。1.17に神戸で募金活動を行う意味、神戸の方たちの震災を忘れない気持ちと3.11東日本大震災の被災者を想う気持ちを、ひしひしと感じた一日でした。