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被災地へアスベスト用マスクを届ける募金活動

2011/04/29
甚大な被害をもたらした東日本大震災の被災地は、これから瓦礫の撤去や倒壊した建物の解体が急ピッチで行われようとしています。倒壊した家屋の建材にアスベストが使用されています。作業者や全国からかけつけているボランティア、行政関係者や被災地の方々が、数十年後の潜伏期間を経た後にアスベストにばく露し被害者とならないように、アスベスト用マスクを届けるための街頭募金活動をアスベスト疾患・患者と家族の会の皆さんと一緒に、429日(金・祝)に三宮マルイ付近と51日(日)に長田区の若松公園での「被災地メーデ会場」にて行いました。幼い兄弟が、お父さんからそれぞれお金を受取り、恥ずかしそうに背伸びしながら手を高く伸ばして募金箱にそっとお金を入れる。その姿をお父さんが少し離れた所で微笑ましく見つめていました。子どもに心のこもった募金の意味を教えていたのでしょう。また、4人の10代の若者が、6つの募金箱のすべてにそれぞれ募金してくれたり、年配の方がそっと駆け寄って1,000円札を黙って募金してくださいました。

また、通行人の方々はチラシをうけとり、「アスベスト!!」と言いながら関心を持たれていました。そして、アスベスト問題に取り組まれている神戸大学院生の方が、駆けつけて下さり、熱心にマイクを握ってアスベストの危険性やマスクの必要性を訴えてくださいました。

51日の若松公園での募金活動では、尼崎支部の方も駆けつけてくださいました。アスベストセンターの永倉さんが被災地で撮影されたパネル写真を会場に展示しましたが、皆さん熱心に見つめていました。親子でパネルをご覧になっていた方は、「16年前の震災では、ここ長田で被災し、この3日から夫がボランティアで石巻市に出かけるので、必ずマスクを持たせます。マスクの活動を続けてくださいね」と話され、募金にご協力いただきました。

本当に幅広い年齢の方がご協力下さり、多くの人の温かさに支えられた募金は、2日間で42,679円にもなりました。これからも長期に渡って活動を続けていく必要があります。皆様のご協力をお願いします。
 

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