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地震・石綿・マスク支援プロジェクト

東日本大震災の被災地にアスベスト用マスクを届けよう

2011/04/14
阪神淡路大震災では、数多くの建物が倒壊し、被災地はすさまじいほどの粉じんに覆われました。

復旧工事や壊れた建物の解体工事の際にも大量の粉じんが飛散し、被災地の住民、子どもたち、ボランティア、復旧活動に従事した労働者…は、アスベスト粉じんを吸い込んでしまったのです。

私たちは、震災時に飛散する可能性が高いアスベストから身を守るために、①アスベスト用のマスクの備蓄活動、②アスベストの危険性を知らせる啓発活動、③既存建物に存在するアスベスト建材の除去の推進、を活動課題とする「地震・石綿・マスク支援プロジェクト」を取り組んできました。

今回の東日本大震災の被災地では、これから瓦礫の撤去や壊れた建物の解体工事が本格化します。その際に発生するアスベスト粉じんから身を守るため、被災地にマスクを届ける支援活動に取り組むことにしました。当センターで備蓄していた500個のマスクは、被災地NGO協働センターとひょうごボランタリープラザの呼びかけにより、被災地で活動するボランティアの皆さんに活用してもらうため、それぞれの事務所に届けました。
16年前の阪神淡路大震災の際には、私たちたち被災地で暮らし、働き、活動する人々の為に、全国の多くの皆さんの支援によりマスクが届けられたことを覚えています。今回の地震により、数十年後の被災地にアスベスト被害を発生させないために、私たちはマスクを届ける活動を開始しますので、ご協力をお願いします。また、街頭での募金活動も取り組みますので、合わせて皆さんのご協力をお願いします。