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有機溶剤・有害化学物質・感染症
新型コロナウイルス労災 全国で2万人突破
兵庫県は1,121人（2021年12月末）
新型コロナウイルス労災 全国で2万人突破
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厚生労働省が公表した新型コロナウイルス感染症に係る労災請求件数等（2021年12月31日現在）は、請求件数が23,554件、認定件数が19,840件となっている。請求件数も認定件数も2021年に入ってから増加し、昨年の夏以降は大幅に増加している。
地方公務員については、地方公務員災害補償基金が公表（2021年11月30日現在）しているが、請求件数が8,703件、公務上認定件数が773件となっている。
また、一般職の国家公務員については、人事院が公表（2021年12月31日現在）しているが、報告（請求）件数が79件で、公務上認定件数が77件となっている。
労災保険の認定者数19,840人と地方公務員の公務上認定数773人と一般職の国家公務員の公務上認定数77人を合わせると、2021年12月31日現在、全国で20,690人が仕事が原因で新型コロナウイルス感染したと認定されている。認定者数は2万人を突破したが、2021年12月31日時点の全国の感染者数は1,733,378人であり、累積感染者数の1.2％にしかすぎない。
兵庫労働局管内の新型コロナウイルス感染症による労災請求件数等について、兵庫労働局に情報提供を依頼したところ、12月31日現在の集計表の提供を受けることができた（別紙参照）。
12月31日時点の累積請求件数は1,230件（うち遺族請求10件）で、11月30日より23件増。その内の決定件数は1,137件（同9件）で、11月30日より101件増。支給決定件数は1,121件で、11月30日より98件増加している。
2021年12月31日時点の兵庫県内の累積感染者数は78,894人であり、感染が仕事によるものと認められたのは僅か1.4％にすぎない。オミクロン株の影響で感染者数は急増しているし、後遺症に悩んでいる方も多いといわれており、仕事が原因で感染された方は、ぜひ労災の請求をおこなって欲しい。申請手続き等について疑問があれば、当センターまでご相談いただきたい。