今年3月、東日本大震災から11年目を迎えました。震災発生当時、倒壊した建物やがれきには大量のアスベスト建材が含まれていました。
アスベストは発がん物質です。アスベストを吸うと長い潜伏期間をへて、中皮腫や肺がんなどの健康障害を発症させるおそれがあります。震災で建物が倒壊したり、復旧。復興工事で際にもアスベスト建材が破砕され、作業者や周辺の人々アスベストを吸ってしまう可能性があります。
私たちは東日本大震災と熊本地震、西日本豪雨災害の被災地で、建物やがれきに含まれるアスベスト建材の調査を通じてアスベストリスクについて考え、提言してきました。21世紀、巨大地震や気候危機による環境自然災害は避けられません。アスベストによる環境汚染や健康被害を予防するために何をすべきか、ともに考え行動していきたいと思います。


日時：2022年3月21日（月）13：30～15：00

報告：①東日本大震災10年後の石巻沿岸地域のアスベスト調査報告
　　　　斎藤宏氏（エタニットによるアスベスト被害を考える会）

　　　②阪神淡路大震災の教訓から
　　　　・アスベスト被害とマスクプロジェクト活動
　　　　　西山和宏氏（NPO法人ひょうご労働安全衛生センター）
　　　　・阪神淡路大震災の住民調査から
　　　　　南慎二朗氏（立命館大学）

　　　③熊本地震でのアスベスト問題
　　　　中地重晴氏（熊本学園大学）

　　　④震災時のアスベストリスクと対策について
　　　　外山尚紀氏（東京労働安全衛生センター）

申込：東京労働安全衛生センターのホームページから申し込みください。
　　　https://tokyo-oshc.org/wp/
　　　※事務局が受付後、ZOOM参加のIDとパスワードをお送りします。

参加費：無料

主催：NPO法人東京労働安全衛生センター
　　　東京都江東区亀戸7-10-1Zビル5階
　　　TEL：03-3683-9765