肺がん患者の会ワンステップの皆さんと、中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会の共催で、「石綿肺がん相談会」が神戸で開催されました。全国で初めての試みです。アスベスト患者と家族会ひょうご支部からは、世話人の福田さんと山口さん、事務局の左近さんと西山が参加し交流を深めました。

6月18日（日）に「患者の家族の会」のみなさまと、肺がん患者支援団体である私どもワンステップの共催で「対面おしゃべり会in神戸」を開催しました。ワンステップにとって、対面でのおしゃべり会は数年ぶりという事もあり、静岡県から参加してくださった方もいらっしゃいました。
午前中は患者と家族の会のみなさんがアスベスト肺がんに関する相談会を開催。午後からはおしゃべり会を開催し、22名の参加者でした。


♦ 「親爺の秘密基地」さんの肉まんとシュウマイを食す会

開始少し前に、肺がん患者の「親爺の秘密基地」さんが、手作りの肉まんとシュウマイ持ってきてくださいました。
肉まんの具はシイタケや玉ねぎのお野菜の触感がとっても良く、皮はほんのり甘く、とても美味しかったです。シュウマイもとても美味しく、お店をされているなら、買いに行きたいと思いました。『きっと、他のお料理もとても美味しいのだろう』と思いながら、いただきました。
ご厚意で参加人数分よりも多く準備して下さった為、 1人で3セット以上をGETした方もいらっしゃいました） ご自宅で温め直しても熱々でジューシーなままで、とても美味しかったそうです。思いもかけず、参加者の方がご自身の農園で栽培した、カリカリ梅、梅干し、梅シロップの差し入れがあり、皆さんにもお分けして召し上がっていただきました。どれもとても美味しかったのですが、私はカリカリ梅が美味しかったです。


♦ トークコーナー

そして、トークコーナーでは、参加してくださった方々からの質問に「親爺の秘密基地」さんが、丁寧に答えて頂きながら進み、あっという間に終了しました。ご質問を少しご紹介致します（一部抜粋）。

・日々穏やかに過ごされていらっしゃる秘訣を伺いたいです。
・「親父の秘密基地」さんからは人生の達人のような印象を受けています。座右の銘があったら教えてください。
・時間と共に漠然とした不安が大きくなり、周りの人が羨ましく思います。どう対処したらいいですか？
・がんになって、何か得ることはありましたか？

個別の質問に対して「親爺の秘密基地」さんからは、「深く考えない」「やってみなわからん！」「なるようになる、なるようにしかならん」など、ユーモアたっぷりのエピソードをそえながら、端的かつ的確な回答が爽快でした。   
「年齢を重ねているので・・・」と謙遜されながら、「がんになった事で、毎日が楽しくなった。がんになる前は、惰性で過す事もあったが、普段通りに過ごせることをありがたく感じられるようになった。塞ぎこまずに、勇気を出して1歩前へ進む事で人生はより豊かになる」とのお話に、感動と勇気をいただきました。


♦対面おしゃべり会

「親爺の秘密基地」さんの素敵なトークショーの後は、対面おしゃべり会へ突入。ZOOMでお会いした事のある方も、初めての方も「初めまして！」つて思えないのが、対面のいいところですね。みなさん、どこかでお会いしたことがあるような！
おしゃべり会は1グループ5 ~ 6名で20分を3回、最後はグ）レープを決めずに自由に・・・。ZOOMではなかなかできないのですが、対面だとお話ししたい方とお話できる時間が作れました。ご感想をいただいているので少しご紹介を（一部抜粋）。
・初めてリアルで参加しましたが、本当に楽しかったです。ZOOMと違い各20分間ゆっくりお話し出来たのが良かったです。

・コロナ禍から治療をしてるので、人との関わりが少なく心身ともに辛い時間を過ごしてました。患者会は是非対面で参加したいと思っていて、今回神戸で開催なのは何かご縁を感じました。
・楽しかったです。行って良かった。
・皆さん、凄く明る＜て楽しい会話で凄く楽しかったです。自分自身の治療と向き合いながら、しつかり現在を生きていらっしゃるので、凄くパワーを貰いました。
・趣味やスポーツを楽しまれたり、お仕事を続けられていたり、皆さんの笑顔やお話にこちらも元気をもらえました。
・色々な立場の方とお話できてよかったです。

みなさん、「楽しかった」「来て良かった」と言って下さって嬉しかったです。本当にあっという間でした。久しぶりの対面でのおしゃべり会。以前のことを思い出しながらの準備となり、不手際もあったかと思います。また次の対面でのおしゃべり会でも、皆様とお会い出来れば嬉しいです。