NPO法人 ひょうご労働安全衛生センター

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中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会

アスベスト患者と家族の会ひょうご支部 第13回通常総会を開催

2018/12/20
1110日(士)、三ノ宮•TKPビジネスセンターにて、ひょうご支部第13回総会を行いました。諸事情で今年は開催が遅くなりましたが、20名の参加がありました。はじめに、世話人の山口さんから、この一年を振り返り、昨年末に環境省が行っている石綿試行調査に参加するよう各自治体へ申し入れを行ったことや、裁判を行っている元明石市職員のSさんの公務災害認定の難しさにふれながら、「今年度も力をあわせて頑張っていきましょう」と訴えました。来賓の安全センター副理事長の戸崎さんからは、最近のアスベスト疾患の広がりについての報告がありました。


◆患者さんのお話しを聞く

せっかくの総会、会員が集まれるよい機会なので、今回も昨年のキャラバン隊に引き続き患者さんのお話を聞く企画を立てました。お話をしてくださったのは、橋本由利子さんです。

「それまでは何もなかったのに、咋年6月に中皮腫と判明。すでにステージⅣでした。原因はわかりません。小さいころの住居や通っていた小・中学校は鉄筋で、学校の体育館はいつも工事をしていた記憶があります。入院し抗がん剤も受けましたが副作用はほとんどなく、今も元気元気。以前の生活に戻っています」「苦しい闘病生活を送られる方が多いのに、私にはこれくらいしか話せることがなくて…」と締めくくられた橋本さん。性格が一人ひとり違うように、中皮腫を含むアスベスト疾患の症状も人それぞれということなのでしょう。実際、私の父も橋本さんと同じように、なぜかあまり痛みが出ない患者でした。でも、『いつまた…』いう心配が有るのと無いのとでは、日々の生活が全然違うだろうと想像しました。


◆お一人おひとりの声を聞く

そのあと、出席者お一人ずつから近況などをお話していただきました。新しい会員の方もおられたのですが、会発足から13年ということで、支部設立時の会員の方の出席が少なくなっており寂しく感じます。近年はばく露が不明の患者さんが増え、先行きが見えない不安と闘っていらっしゃいます。『うちの場合はこうだったよ』という話のなかに、何かヒントを見出され救われる方もきっといると思います。

今年度も山口と中田が世話人をさせていただくことになり、新しく事務局メンバーも増員しました。どうぞよろしくお願いいたします。
 

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