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労災職業病・安全衛生の取り組み
アスベスト被害者救済基金 全国一斉アスベストホットラインを実施
2018/09/20
◆経過
NPO
法人アスベスト被害者救済基金(神戸市)は、横須賀市を拠点に活動を行う
NPO
法人じん肺アスベスト被災者救済基金と合同で、
8
月
28
日(火)~
29
日(水)の二日間、「肺がん・中皮腫・アスベストホットライン」を開設した。
相談件数は、横須賀が
19
件で、神戸が
87
件、合計
106
件であった。神戸に着信があった相談の発信地(聞き取りが出来ている分)は、兵庫県が
30
件で一番多く、次いで大阪府
14
件、京都府
8
件、岡山県
5
件、滋賀県
4
件、和歌山県
4
件、奈良県
2
件であった。他にも、埼玉・千葉・三重・広島・山口•徳島・愛媛・大分・宮崎から各
1
件の相談があった。
相談のきっかけは(聞き取りが出来ている分)、テレビが
32
件、新聞が
29
件、ラジオが
2
件であった。
◆肺がん、中皮腫の相談が多数
造船業をはじめアスベスト被害者が多い横須賀では、
30
年以上も前からアスベスト被害者の掘り起こしに取り組んでいる。昨年初めて、横須賀と神戸の
2
ヵ所に相談受付ポイントを設け、ホットラインを取り組んだ。昨年は
85
件の相談が寄せられ、労災認定につながった事例や、健康不安を訴える相談に対応しては「石綿健康管理手帳」の取得の支援も行った。今年は「肺がん・中皮腫・アスベストホットライン」の名称で、ホットラインの前日(
8
月
27
日)に讀賣新聞に広告を掲載し、被災者や家族の補償・救済につなげようと取り組んだ。
横須賀の相談では、
19
件中、中皮腫相談が
5
件、肺がん相談が
1
件、石綿肺の相談が
2
件であった。神戸の相談では、
87
件中、中皮腫相談が
7
件、肺がん相談が
17
件、じん肺(石綿肺を含む)の相談が
6
件、びまん性胸膜肥厚の相談が
2
件であった。最近の相談は、健康不安を訴える相談が多い傾向にあるが、今回は特に石綿関連疾患を発症している患者さんや、亡くなられた方の家族からの相談が多かったことが特徴であった。
◆十数年を経過した相談も多数
もう一つの特徴は、亡くなられてから十数年が経過した方のご家族からの相談が多かったことである。
「建築で塗装の仕事を
50
年間し、
15
年前に肺がんを発症し死亡」
「昭和
61
年に夫の父親が肺がんで死亡。長年に渡り建設会社に勤務し、亡くなった際に、国立病院の医師から珍しいガンだから解剖させて欲しいと言われた」
「父が
10
年前に肺がんで死亡。造船所に勤務しており、近所から一緒に働きに行っていた人は、肺がんとか胸の病気で亡くなっている人が多い。」
「孵に乗っていた。
28
年前に肺がんで死亡。」
「平成
2
年に夫が肺がんで死亡。仕事は建設業。夫の作業着はいつも埃っぽかった。」
「父が造船業で働き、
2008
年に中皮腫で死亡。その際に会社に連絡を取ったが、アスベストによる被害は出ていないと言われ、何も手続きをしていない。」
「昭和
59
年に父が肺がんで死亡。水道の配管の仕事をしていた。」
という相談である。
相談者に共通するのは、これまでにも新聞やテレビで相談窓口が紹介されていたが、一度も相談をしたことがなかったという点である。アスベストと病気との関連を疑っていても、どこにも誰にも相談せずに諦めていた人が、まだまだ多くいると想定される。
相談者が広範囲に及ぶため、各地の安全センターに協力いただき、早速フォローが始まっている。また、二日間のホットライン以降にも相談が寄せられており、トータルの相談件数は
110
件を越えている。今回の相談からも、本来、補償を受けられる被害者や遺族が埋もれたままになっているケースが多く存在すると思われる。これからも引き続き相談活動を強める決意である。
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データ1
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NPO法人アスベスト被害者救済基金(神戸市)は、横須賀市を拠点に活動を行うNPO法人じん肺アスベスト被災者救済基金と合同で、8月28日(火)~29日(水)の二日間、「肺がん・中皮腫・アスベストホットライン」を開設した。
相談件数は、横須賀が19件で、神戸が87件、合計106件であった。神戸に着信があった相談の発信地(聞き取りが出来ている分)は、兵庫県が30件で一番多く、次いで大阪府14件、京都府8件、岡山県5件、滋賀県4件、和歌山県4件、奈良県2件であった。他にも、埼玉・千葉・三重・広島・山口•徳島・愛媛・大分・宮崎から各1件の相談があった。
相談のきっかけは(聞き取りが出来ている分)、テレビが32件、新聞が29件、ラジオが2件であった。
◆肺がん、中皮腫の相談が多数
造船業をはじめアスベスト被害者が多い横須賀では、30年以上も前からアスベスト被害者の掘り起こしに取り組んでいる。昨年初めて、横須賀と神戸の2ヵ所に相談受付ポイントを設け、ホットラインを取り組んだ。昨年は85件の相談が寄せられ、労災認定につながった事例や、健康不安を訴える相談に対応しては「石綿健康管理手帳」の取得の支援も行った。今年は「肺がん・中皮腫・アスベストホットライン」の名称で、ホットラインの前日(8月27日)に讀賣新聞に広告を掲載し、被災者や家族の補償・救済につなげようと取り組んだ。
横須賀の相談では、19件中、中皮腫相談が5件、肺がん相談が1件、石綿肺の相談が2件であった。神戸の相談では、87件中、中皮腫相談が7件、肺がん相談が17件、じん肺(石綿肺を含む)の相談が6件、びまん性胸膜肥厚の相談が2件であった。最近の相談は、健康不安を訴える相談が多い傾向にあるが、今回は特に石綿関連疾患を発症している患者さんや、亡くなられた方の家族からの相談が多かったことが特徴であった。
◆十数年を経過した相談も多数
もう一つの特徴は、亡くなられてから十数年が経過した方のご家族からの相談が多かったことである。
「建築で塗装の仕事を50年間し、15年前に肺がんを発症し死亡」
「昭和61年に夫の父親が肺がんで死亡。長年に渡り建設会社に勤務し、亡くなった際に、国立病院の医師から珍しいガンだから解剖させて欲しいと言われた」
「父が10年前に肺がんで死亡。造船所に勤務しており、近所から一緒に働きに行っていた人は、肺がんとか胸の病気で亡くなっている人が多い。」
「孵に乗っていた。28年前に肺がんで死亡。」
「平成2年に夫が肺がんで死亡。仕事は建設業。夫の作業着はいつも埃っぽかった。」
「父が造船業で働き、2008年に中皮腫で死亡。その際に会社に連絡を取ったが、アスベストによる被害は出ていないと言われ、何も手続きをしていない。」
「昭和59年に父が肺がんで死亡。水道の配管の仕事をしていた。」
という相談である。
相談者に共通するのは、これまでにも新聞やテレビで相談窓口が紹介されていたが、一度も相談をしたことがなかったという点である。アスベストと病気との関連を疑っていても、どこにも誰にも相談せずに諦めていた人が、まだまだ多くいると想定される。
相談者が広範囲に及ぶため、各地の安全センターに協力いただき、早速フォローが始まっている。また、二日間のホットライン以降にも相談が寄せられており、トータルの相談件数は110件を越えている。今回の相談からも、本来、補償を受けられる被害者や遺族が埋もれたままになっているケースが多く存在すると思われる。これからも引き続き相談活動を強める決意である。